卵はいつから食べられていた?
コラム
今では当たり前のように食べられている卵は、いったいいつから食べられるようになったのでしょうか。
実は、卵を食べるようになった歴史はそう古くはないのです。
もともと卵を生む鶏の先祖は、キジ科の野鶏で東南アジアの地域に生息していました。人間に飼育されるようになったのは2,000年以上も前と言われていますが、その頃から卵が食べられていたのかと言ったらそうではありません。
卵は、鶏は尊い存在として扱われ、卵はもちろん鶏肉も食用として扱われることは長い年月ありませんでした。
卵が食べられるようになったのは、1603年頃からで、江戸時代に入った頃からという風に言われています。とは言っても卵はとても栄養価が高く高級品として扱われていたので一般庶民の口に入ることはなかったようです。
卵が食べられるようになった歴史を振り返ってみると、今当たり前に毎日食べることのできる環境になったことは信じられないくらい昔は卵を食べることができなかったことがわかりました。
卵を食べることは良くないこととしていた時代や、高価で食べられなかった時代を思いながら、美味しいタマゴをこれからも存分に楽しんでいけたらいいですね。