1日2個の卵は低カロリーなのに栄養豊富
コラム
現在、全国養鶏消費促進協議会では
日本人が毎日の食生活で卵を1日に2個食べることを推奨されています。
健康な人であれば、1日に2個程度を食べるのは
摂取するコレステロールも含めて、特に問題はないといえます。
必要以上に肉や乳由来の脂肪を摂取することは
健康上のマイナス面がありますが
「魚ばなれ」のすすむ昨今の食生活を考慮に入れたとき
1日2個の卵は、日本人の栄養摂取にとって、意味のあることだと思われます。
ここで、卵を1日2個食べると
人が一日に摂るべき栄養素のどれだけが満たせるのかを考えてみましょう。
日本人の平均的な食生活において
一日に摂取するエネルギー量は、平均1920kcalと考えられています。
卵は低カロリーな食品で、卵2個の可食部100gにつき151kcal。
全体から見ると8%程度にすぎません。
そして、卵の大きな特徴として、多くの人に知っていただきたいのが
全卵のエネルギー量の約74%は、卵黄にあるということです。
そのほとんどは、脂質に由来しています。
卵1個の可食部50gのうち、卵黄は18g前後です。
卵黄中の脂質は約31%、脂質量は5.6g程度となります。
したがって、2個の卵を食べると、脂質を11.2g摂ることになります。
1日当たりの脂質の推奨量は約50g。
日本人が2個の卵から摂取する脂質の比率としては、およそ22%となる計算です。
日本に長寿をもたらした要因のひとつに卵が挙げられていますが
こうした論拠を見ると、よくわかりますね。
今後も平均寿命は長くなるといわれていますが
平均寿命の延長とともに考えたい「健康寿命」。
これも、卵に課された次の役割かもしれません。
宮崎県えびの市の新鮮な卵は「有限会社 東養鶏場」へ!